2010年02月28日

こころの病の偏見をなくす・・・

こころの病の偏見をなくす・・・

おはようございます。いつもお世話になります。
そして、いつもご訪問いただきありがとうございます。

沖縄本島地方の、昨日の地震は、世界遺産に登録されている勝連城跡の一部が崩落されたと大きく取り上げられていました。

さて、話は変わりますが26日(金)南風原町中央公民館にて「平成21年度沖縄県精神障害者地域移行促進強化事業」の一つである「知ってほしいこころの病」南風原町みんなが住みよい街に」の講演会に足を運びました。

こころの病は、日常生活において過度なストレスを日々受けることにより、誰にでも発生する可能性のある病です。また、精神的疾患の発祥が低年齢化している状況に、「精神障害」という言葉をなぜ理解しなければならないのか!?それらを学ぶ大変貴重な講演会、当事者による発表会、沖縄県立総合精神保健福祉センター所長 精神科医の、仲本晴男先生による基調講演もありました。

統合失調に対する誤解や偏見、これまで入院治療中心とした日本の医療のあり方が見直される中、地域で生きるという課題に、これからの地域社会での取り組みや協力体制、病気に対する理解などさまざまなサポート、勉強が必要になってくるということを私は強く感じました。

講演会は、ショッキングな報告もありました。それは、平成10年〜22年の12年連続で自ら命を絶つ人が3万人を上回っているそうです。しかも沖縄県においては、平成21年の自殺者は406名で、そのうちの60%の240名余の人が無職の人であるということでした。

うつ病のサインに気づく、周囲のサポート体制も急務ですし統合失調者の方の社会参加も地域で生きるということも、統合失調症やうつ病といわれる、目に見えない障害の方々への誤解や偏見も減少させる努力も必要になってきます。それが、ひとり一人の支や励ましがあって、社会参加の自身にも、きっと繋がるはずです。

最後に仲本先生は、5つのことを強調されておりました。


心の病に対する大切なこと

1相手を肯定する態度
2相手が回復することへの期待
3治療したら必ずよくなることを保障すること
4心の病はだれでもかかる病気
5保健・福祉・医療機関との連携


現代社会を取り巻く社会情勢や、せわしい現代に生きる私たちの日々の生活が、どういう状況におかれているのか、心の病がなぜ増えるのか改めて知ることができた貴重な講演会でした。
Posted by 伊波秀輝 at 05:27│Comments(0)
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